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Hさん体験記

  • 執筆者の写真: MZM
    MZM
  • 2018年12月1日
  • 読了時間: 3分

横浜の瀬谷区に住んでいるHと申します。

平成元年に東京から瀬谷区に引っ越してきまして、平成2年に娘を出産して不眠になり、同病院の精神科に回されて初診し、通院していました。その後、クリニックを2回替えて、あるクリニックで注射を打たれて副作用で歩き回るようになり、そのクリニックからの紹介状で、平成9年に今通っている精神病院に入院することになりました。その後は入退院を何回か繰り返し、3年間の入院の後に離婚訴訟を起こされて離婚になり、入院中の離婚により娘の親権を奪われ、帰る家をなくしました。ですが、離婚によりお金を手にした私は、入院形態も退院の際に家族の同意がなくてもいい医療保護入院から任意入院になったので、独りきりで奇跡的にアパートを探して退院しました。そうでなかったら、今頃は社会的入院者としてまだ入院をしていたかもしれないです。なぜなら、家族のうち両親はすでに病気で、姉が保護者になっており、相続の関係で私にはむしろ入院していて欲しかったからです。後の近年、両親が亡くなり相続ですべてがわかりました。

 退院後、多剤大量処方に苦しみながら、最後の入院になった平成25年の入院までの間、入退院16回を数え、通算入院日数は1752日にも及びます。後に離婚理由を私側の弁護士に問い合わせた時に、「あなたの病名は精神分裂病と聞いています。」と言われて愕然としました。さんざん統合失調症薬を飲んできましたが、同病院の中でも救ってくださる医師に巡り会い、統合失調症薬からうつ病薬のSSRIに替えていただき劇的によくなったのです。ですが、SSRIも躁転を起こして、結局、強制入院で薬を抜かれました。その後は不眠があるので、夜に飲む薬だけ処方してもらい、今はその薬だけで一人暮らしの生活を維持できています。

 多剤大量処方の時には副作用のアカシジアに何年も悩まされ、入退院16回の間には隔離室も何回か経験し、この世の中ではもはや怖いものがなくなるほどの経験をしてきました。ですが、今は産後に発生した元の症状の不眠に悩まされています。現在の診断名はうつ病ですが、どうもPTSDの症状が強いと思います。

 そんな中でもこつこつと生きており、デイケアの卒業と同時に地域生活を実践し、58歳の年齢から仕事には就いていないものの、パソコンの勉強、習字、病気の理解の勉強などをしてきました。そして何より心の癒しを実践し、多くの芸術に触れて涙を流すだけ流してきました。そして、昨年11月に瀬谷区社会福祉協議会によるボランティアバスにて、東日本大震災の被災地に行って交流及びボランティア活動をしてきました。

 また、昨年9月にNHK主催の「統合失調症フォーラム」に参加し、今年6月にコンボ主催の精神医療の「共同意思決定」にも行ってきました。そして、コンボの雑誌に3回書いた記事が掲載されました。ですが、瀬谷区では関係機関につながらず、横浜市こころの健康相談センターに電話した際に横浜市社会福祉協議会を紹介していただき、そちらからの紹介で市精連の大友様宛に、これまでのいきさつを書いて送るようにとのご指導をいただいた次第です。

ぜひ、これまでの経験を活かし、皆さまのお役に立ちたいと願っております。それが私のこれから先の生きていく道であり、回復の道であると思います。

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