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『副会長顛末記』

  • 執筆者の写真: MZM
    MZM
  • 2019年2月21日
  • 読了時間: 3分

YPSを愛してやまない皆さま、こんにちは。

うつが落ち着いてきたなと思っていたら線維筋痛症の痛みで滅入っている副会長の野間です。

やれやれ。

さて、今回のコラムは私がYPSに誘われ今に至るまでを書いてみます。

どうぞ栗まんじゅうと渋めの緑茶など片手にお楽しみください。

私は横浜市内の生活支援センターでピアスタッフをしていました。

当時、横浜市内の生活支援センターで正規雇用されているピアスタッフは私一人、というか私が最初だったらしく、

支援センターも私も困惑の日々を送っていました。

何しろ周りにピアスタッフいないわけですから同業としての相談相手がいないのです。

体調との兼ね合いや対人におけるアドバイスなど聞きたいことは数あれど、

相手がいない。

そんな中、声をかけてくれたのがYPSの仲間だったんです。

初めて会ったのは日本メンタルヘルスピアサポート養成研修でした。

地元、横浜での開催ということもありシャロームの家からサクラなのではないかと思うくらいの人数が来ており、

同時に横浜市内にここまでピアに力を入れている事業所があることに驚きました。

ただ、その時は特に交流を深めるでもなく、

印象としては『なんか異様に元気な人がいる事業所』でした。

まぁこれは当たらずとも遠からずなんですが。

その後も私はポツンと試行錯誤、四苦八苦しながらピアスタッフとして働いていたのですが、

一本の電話で大きな変化が訪れました。

電話の相手は堀合研二郎さんからでした。

『全国ピアスタッフの集いに出てくれませんか?』

というオファーでした。

私はそんな大会の存在すら知りませんでしたから、

よく分からないまま『いいっすよ』と二つ返事で引き受けました。

ちなみにその後、上司も来てほしいと言われたので『いいっすよ』と引き受けたら叱られましたが…。

まさか公務になると思っていなかったので…はは。

そしてその打ち合わせで訪れたシャロームの家で衝撃を受けたのです。

めっちゃいるじゃん、仲間。

しかも誰がピアで誰が健常者なのか分からない。

支援者と当事者にありがちな上下関係がないのです。

志、同じくしていれば仲間。それだけでした。

私はクライマックスのゴジラの如く愚痴や不満を放出し、

仲間は皆、笑って受け入れてくれました。

自分の居場所を見つけた喜びと安心感を強く感じたのです。

それ以来、私は様々なイベントや会議に出席し、臆することなく遠慮することなく図々しいくらい言いたいことを発信してきました。

ピアを取り巻く環境を変えるにはそのくらいの行動が必要だと思っていますし、

私のように飼い殺しにされるピアスタッフを増やしたくなかったので。

その後、私は『ピアの夜明けぜよ』と捨て台詞を吐いて脱藩(退職)し、

浪人ピアとして今なお、模索しながら活動を続けています。

今のところボランティアですが、金銭が絡まないほうがしがらみもなくやりやすいなと思っています。

ま…もちろん幾ばくかの食い扶持は欲しいですけども…。

ま…その辺を変えていくのも今後の課題ですね。

こうして私はYPSのメンバーとなり副会長の肩書を頂戴したわけです。

あ、なんで副会長かって?

それはリリー賞に応募する際に法人格を取るか、

とりあえず事務局を置くかで話し合った際にとりあえず事務局を選んだのですが便宜上、会長、副会長、事務局長が必要だったので便宜上、選ばれただけなんですよ。

従ってなーんの権限もございません。お飾りです。

とはいえ浪人の身ですので使えるものは何でも使ってしまえということで堂々と名乗っているのです。

YPSに上下関係はありません。

ピアであることも関係ありません。

私たちは誰でも歓迎します。

さぁ、気になった貴方!

ぜひぜひ一度いらしてください。

素敵で真面目、愉快で楽しいちょっとバカな仲間たちが待ってますよー!

では、いずれ近いうちに…

だいぶバカな副会長、野間でした。

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