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執筆者の写真MZM

ピアスタッフについて思うこと

皆さまこんにちは。

元号が令和に変わりましたが個人的には懐事情が『零輪』な副会長です。とほほ。

今回は各方面から色々な感想をいただいたことを踏まえてお送りしたいと思います。

『長いです』とか『長くて読む気が失せました』や『ダラダラ長いだけ』などと、

非常に辛辣な感想ばかりで先日は『速読の練習になります』と言われてしまいました。

こういう無駄な前書きを省くことから始めたいと思って・・・ないかな。ないな。

さて、今回は横浜ピアスタッフ協会のコラムですからピアについて書いていきます。

皆さんはピアスタッフとピアサポーターの違いはご存知でしょうか?

同じような役割でありながら実は大きな違いがあるんです。

それは何かというと『雇用契約を結んでいるかどうか』です。

ピアスタッフというのはスタッフと付いているくらいですので事業所などのスタッフとし

て、月給や時給といった賃金が発生しています。

ではピアサポーターはというと基本的にはボランティアとなります。

時と場合によっては謝金が発生することもありますが、基本的に収入はないと思っていて

ください。

かくいう副会長もピアスタッフだったこともあるのですが、

今はピアサポーターなので移動費、諸々のお金は自腹です。

YPSはピアスタッフ協会と銘打ってはいますが、実際にピアスタッフとして働いている方

はまだまだ少ないのが現実です。

もし手元にPCやスマートフォンがあればハローワークのHPで検索してみてください。

おそらくヒットしません。

そのくらいピアスタッフで食べていくことはまだまだ難しいのです。

多くのピアスタッフは自分が利用していた事業所でのスカウト、一本釣りなんて表現を用

いた内々でのやりとりが多く、外部の志ある方を受け入れる事業所は少ないです。

ならばまずはピアサポーターが手っ取り早いと思うかもしれませんが、

先ほどもお伝えした通り収入としては全く期待できません。

つまり熱心にピアサポートへ取り組めば取り組むほど家計は火の車。

交通費から何まで身銭切らなきゃなりませんからね。

これってなんだか矛盾していますよね。情熱を持っているのに金銭的な理由で活動に制限

がかかってしまうわけですから。

私も会議などでシャロームに行く際はそれなりに交通費がかかりますから市営地下鉄とバ

スを乗り継いだりして節約しています。

この状況を変えなければ横浜市におけるピアスタッフの増加は難しいでしょう。

またピアスタッフとなると対人支援としての業務も含めますから、

またハードルが上がってしまうのです。

昨年度に実施したYPSピアマスター講座では多くの方に受講してもらうことができました

つまりそれだけ『ピア』というものが定着して関心を集めてきたわけですが、

そこで学んだことを活用できる場所を探すことがまだまだ難しいというのが令和元年の状

況です。

YPSもこの点については以前から何度となく話してきました。。

大きな進展がないということから察していただきたいと思います。

それでもね。

そんな状況でもね。

そんな状況だからこそね。


みんな頑張ってます。

私たちが変えていくしかありませんから。

これを読んでくださっている方にしかできないことがきっとあります。

そこに『精神障害当事者』であるかはあまり考えないでください。

健常者も支援者も家族も私たちYPS憲章にご賛同いただければ何かが始まります。

始めること。まずはそこからなので。

貴方のつらい過去から学んだこと、伝えたいこと。

ご家族の視点による当事者のとの生活。

きっと活用できる日がやってきます。

確かにお金については前述したとおり苦しい点もありますが、

仲間の役に立ちたいという想いこそが何より大切です。

それがピアの原点かなと私は思っています。

そのピアで食っていけるのが一番だよなぁと。

さてその現実を踏まえて改めてお伺いします。

ピアやりたいですか?

よく考えてみてくださいね。

私はやりがいと生きがいこそ最高のエネルギーなのでこれからも続けていきます。

まぁ言うまでもなくお金になるに越したことはないんですが。

もうすぐYPSの大イベントである『神奈川ピアまつり』が控えています。

副会長も参加しますので『会いたい!』と思っている奇特な方は声をかけてくださいね。

それでは、また近いうちに。

線維筋痛症との戦いを繰り広げている副会長がお送りしました。アデュー!


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