ピアマスター(ピアスタッフ/ピアサポーター養成講座)が2020年も始まりましたよ!
コロナ禍でどうなるのか?(特に実習!)というお声も頂いておりましたが、今年は規模をコンパクトにして、実施いたします。
ピアマスター???初めての方も、忘れてしまった方も、確認したい方も、愛してやまない方もいらっしゃると思いますので、改めて、ピアマスターをご説明します。ピアマスターとは、ピアスタッフ/ピアサポーターの実践を軸にしたカリキュラムで構成されたYPSのピア養成講座です。様々な立場と関り、学び合い、つながりをもつ。自分で考える…そのようなことに重きを置いた講座です。目玉はなんといっても、現場実習!「ピア」という言葉で定義するのが難しいこの関係性、感覚、長所短所を、座学の範囲を超えて外部の事業所で実習したり、実際のピアスタッフと直接会ったりしながら、ご自身で考えていただこうという講座です。実習だけなく、その前後にスクーリングもあります。
今回は、ピアマスター第3期第1回スクーリングの潜入レポートをお届けします。
2020年11月2日月曜。
何が続くのでしょうか、この階段を上ると、その先には・・・会場の森の庭わーくがあります。例年のスクーリングは土日開催でしたが、今年度のスクーリングは月曜の夜18時半からになりました。このアグレッシブなスケジュールの中、大勢の方にご参加いただきました。もちろん換気など感染防止対策は行いました。
流れは、写真参照です。二時間でこの内容量、とても盛沢山でしたね。
まず、オープニングがあり、そのあとに参加者の自己紹介がありました。自己紹介・志望動機(抜粋)をご紹介します。
「ピアサポートを既にやっているがもっと当事者の近くで活動したい」「仲間に誘われた」「これからのピア活動に役立てれたら」「野球大会、釣り大会、家庭菜園やりたい」「自分は障害があるけどやりたい」「それまでピアマスターのことは知らなかったがやってみる」「以前ピアマスターの実習生が自分の通所先に来ていて、自分も経験を活かしたい」「勉強も遊ぶのも大好き」「楽しみにしてきました」「webサイトを見て応募しました」「デイケア時代に支援に興味を持った」「前年度参加したので今回はワンステップ上がってどう感じるのか勉強したい」「ピアスタッフにチャレンジしたい」「以前ガイドヘルパーをしていた」「仕事としてピアスタッフをやりたい」「(今年度も受講するので)3回目です!」
そして、実習先の紹介の時間がありました。生活支援センター、地域活動支援センター、就労継続支援B型事業所、就労移行支援事業所といった様々な事業所、合わせて計14カ所!この中から、2カ所実習に行くカリキュラムです。実習先の事業所の皆様にはご協力いただきありがとうございます。事業所の説明を聞かせていただくと、それぞれの方針が改めて分かり、とても勉強になりました。憩いの場、軽作業あり、サークル活動、アート系、昼食一緒に食べてほしい、カオスな賑やか好き求む、お菓子作り、絶対何か思い出が残る、綿密なミーティング、大人数で挑むなどなど・・・それぞれの特色がまばゆく見えます。
質疑応答のあと、いよいよ実習先の希望の調整を行います。その間にグループワークです。
ピアとはなにか?ピアとはどこからきたのか?
というテーマが設定されていました。が、取材させていただいたグループでは、好きな食べ物は?サラミです。ラーメンの○○家です。なんて話でざっくばらんにコミュニケーションをとりました。もちろん、他にも話し合いましたよ。病気の発症は突然だったか?ピアマスターのあとにはどんなことがしたいか?などなど。自分の病気の経験を活かす、、、ピアと何度も表現してしまいますが、ピアってなんだろうなぁと考えさせられます。
時間はあっという間に、実習先発表になりました。瀧沢さんの声に耳を傾けます。受講生のみなさんは、真剣な表情でご自身の結果をメモされる。
来賓挨拶では神奈川県立保健福祉大学の奥原先生と横浜市議会の伏見議員からお言葉いただきました。「ピアがどういうものか正確には説明できないけど、このような場で話し合っていると分かる気がする」「障害のある方はすぐれた人が多い、横浜の財産です」など印象に残りました。
エンディングは、いつもの歌を合唱しました。替え歌の元楽曲は世代によって思い入れが違うようですが、ピアマスターで歌ってしまえば、♪ピアマスターに任せろ任せろ~という具合に空気がまとまりますね!
この歌もあと3回歌う頃には修了です、その時の風景を今から想像するのが楽しみです。
以上、2020年度ピアマスター潜入レポートでした。
ご関係者の皆様、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
YPS ホームページ担当 MZM
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