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困った支援者について

  • 執筆者の写真: MZM
    MZM
  • 2019年2月9日
  • 読了時間: 2分

私が病気になって約30年あまり経ちますが、年号の「平成」時代とほぼ等しい年数になります。

思えば「平成」時代のはじまりは、景気がよくて、その後におこる「バブル崩壊後」など、誰も予想していなかったと思います。

時代の変革といったら、それまでですが、精神科に長くかかり、気づけばいい年齢になってしまった私は、この先の見通しはありません。

そういった方は意外にたくさんいらっしゃるのかもしれません。

精神科にかかったから、その後の人生は見通しもたたない、回復の道もないでは、本末転倒だと思います。

ですが実際問題、現実の支援者の方々には、専門性をもっている方、そうでない方と色々といらっしゃるし、いい方ばかりでなく、精神障害者を尊重し扱ってくださる方の方がむしろ少数派だと思います。

幾度となく入退院をし、多剤大量処方に苦しみ、やっと医師に恵まれ今日があるのですが、いい支援に恵まれた患者と、そうでない患者との差があり過ぎるように思います。私たち精神障害者は、社会的な弱者であるにもかかわらず、より良い支援を求めて、右往左往していかなければならないのが現実だと思います。

困難な状況に置かれている者は、「藁にでもすがる」という状況なのだと、はるかに環境に恵まれている支援者の方々は、そういった社会的な弱者の人々に対しての温かい目をもってほしいと思います。

私たち精神障害者も人権を尊重され、まさに「人薬」によって、自分の考えを見直し、軌道修正して回復の道を歩みたいと願っているのです。

ところが時代は「バブル崩壊後」の格差社会で、女性の精神障害者である最下層の私は、親なき後を見通しもなく暮らさざるを得ない状況です。

精神科の患者たちは、支援者の皆さんが想像するより崖っぷちで、吹けば飛ぶような存在であり、温かい支援なくしては生命すら危うい人々なのです。

ですが、そんな人々に投げかける言葉が、優しい言葉とは程遠いことが現実なのだと思います。私たち精神障害者が、世をはかなんで自死したり、犯罪にはしったりしないで済む社会になれば、健常者の皆さんも生きやすくなると思うのですけど。

(Hさん)

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