昨今、目に付くようになった言葉の一つに「人権」がある。
「人が生まれながらにして持っている権利」と、辞書には意味が載っている。
おそらく、小学校の高学年で社会の教科書を通じて初めて知ったように思う。
学生時代の専門課程は法律であった。
講義やゼミナールでは、「権利」についてを学び、そのためのルールの存在と内容を
知識として得ていった。
12月3日の「火曜の勉強会」、この日はイレギュラーが2つ重なり、東京都内の
精神障害当事者会「ポルケ」より、代表の山田氏をお招きし、「人権」について勉強
会を開催。
「人権ってなんだろう?」をテーマにお話しいただき、質疑応答。その後は懇親会へ。
現在、YPSでは横浜人権ネット(仮称)の準備を進めており、当事者がより善く生き
るためのプロジェクトが進みつつある。
今回は、その一環として火曜の勉強会の枠にて、人権に関する意識を高める機会とな
った。
文頭にて人権の簡単な概念について説明したが、要は、
「どんな人間も『人間として人生を送ることができる』のがあたりまえ」
が人権と言えるだろう。
このような社会にしていくことで、「生きづらさ」を「生きやすさ」へと変えること
が可能であり、まさに「リカバリー」である。
難しい、とっつきにくい、関係ない。
「人権」に対するイメージはマイナスにとらえられることを多く感じる。
しかし、
「どうせ生きていくのなら、生きやすい中で生きるのがいいよね!」
の気持ちを持っていることが人権への意識であり、リカバリーへ向かっている。
世の中が精神面での生きづらさを抱える人たちへの「人権」を取り上げる際には、
さまざまな制約、入院させる、その入院中に拘束されたり等、「侵害」される面だけ
と言ってもいいほど、「闇」の部分である。
それが全部という認識も一部にはあるようだ。
だが、「人間として生きていく」ことは、人間である以上、平等である。
生きづらさを抱えているのなら、生きやすさを求めるのは至極当然であり、そこに
向かう生き方こそがリカバリーそのものである。
われわれ当事者が集まるのは、きっと笑えるようになる日を目指しているからである。
そして、根底に存在しているのが「人権」そのものである。
(ん? 大学の4年間って、楽器弾いていたか、麻雀していたか、当時の彼女とイチャ
ついていたか、そんな記憶しかないのだが................)
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