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震災復興の歩みと私たち福祉事業所そして私のリカバリー ~東日本大震災発生10年に寄せて~

  • 執筆者の写真: MZM
    MZM
  • 2021年3月19日
  • 読了時間: 3分

藤井哲也


日本を、そして世界中を震感させたあの東日本大震災からあれこれ10年の歳月が流れた。多くの死者行方不明者を出したあの悪夢の惨劇を今、私なりに思い起こし振り返る時、天災が(ただ、地震から派生して起こった福島原発事故が人災との見解をとる見方もあるが)及ぼす事により何故こんなにも罪なき人々の命が奪わられなければならないのかという理不尽さを思わずにはいられない、の一言に尽きる!


先ず、前置きはこれくらいにして本題に入りたい。


私はあの震災当時、同じ運営母体さざなみ会の地活工房タッチの利用者として登録通所の中同作業所にて昼食後のんびりテレビを見ながら思い思いにメンバーと雑談しつつ過ごしていた。

そして、午後2時47分頃工房タッチの建物が音をたてながら揺れ始めた!

さあさあ、大変大変とばかりではあるが、職員が暖房器具を消し外への避難を皆に呼びかけるが皆さん外の寒さがあるためなかなか重い腰をあげずにいた。


そういう中、やっとの思いで外へ全員避難。その間、何回となく余震発生。ある程度の揺れの収まった時点で作業所の中に戻る。テレビ報道を見てえらい事になってると、正直初めて自覚した!


その後、帰宅。テレビでは震災の現場映像が流れ、津波が押し寄せている生々しい場面がまざまざと眼に入って来る!そして、時は数ヶ月が過ぎ5月には私は、一時古巣の工房タッチを離れM製作所という自動車部品製造の会社にオープンで働いていた。当然、震災の影響下計画停電の最中であり勤務先の会社もリーマンショック以来の経営不況を余儀なくされる中での私なりの会社勤務であった。


そういう中、3ヶ月の試用期間が過ぎ正社員となり会社勤務に本格的に携わることと合いなった次第である。

ただ、やはり今までの長いブランクのつけは、以外にも大きな痛手であった!何かというと精神薬服薬による副作用が予想を遥かに上回るものであったがため、仕事遂行に結果が出せない事態発生と合いなったという訳だ。

そして、他社員から叩かれ三昧の窮地に追いこまれた訳である。そういう中、社長の指示により1ヶ月ほどの休暇をとり、その間に初めてお邪魔したのが現在私が勤務している「シャロームの家」である!

その頃、同作業所ではピアスタッフを目指して勉強会を開いていた。私も興味津々に参加するに至った。そしてまた、会社勤務に復帰した後も参加しながら時は流れ、ピアスタッフの誕生に至り、約5年前にはYPS横浜ピアスタッフ協会発足へ漕ぎ着けた!


今現在、そのたどたどしい歴史を振り返る時、想うことは誰もがこれ程急ピッチでここまで話の展開が進んだことにただただ驚くばかりであろう!

さて、話があまりにも私の就労から私共事業所の発展へと飛躍した。が、ここで話を震災に戻そう。

つまりは、東日本大震災から今の今までの10年を見据える時、時代の変遷の過程にある日本と世界、そして私たち福祉事業所、そして、私という自己存在を社会全般でグローバリズムで考察する時、私たち人間社会の一人一人の存在価値とは何ぞや?と想いを廻らすのだ‼️


そして、これから来たる未来に私たち地球人類が進み行く方向に私たちが何を希求し何を半ば創造創世して行くべきなのか?️を長い永いビジョンで心の旅路の中で共に歩む道でお互い探っていければと思う!震災10年後のコロナ騒動の渦中で…。



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